①腰痛の原因はお1人お1人でまったく違うということ、ご存知でしょうか?
ぎっくり腰
あなたは、腰が痛くなったら腰のまわりの筋肉の強張りや凝りを電気やッサージでほぐせば良くなると考えておられるでしょうか?
答えは、「はい」と言いたいところですが、腰のまわりの筋肉の強張りや凝りを電気やマッサージでほぐせば良くなる場合もありますが、それだけでは、いくら経っても良くならない場合が結構多いのです。
ですので、いくら整骨院や整形外科で電気を当てたり腰のマッサージしてもらっても腰痛が良くならないということが起こるのです。
では、腰の痛みが腰のまわりの筋肉の強張りや凝りを電気やマッサージをしてほぐしただけでは良くならないのはなぜでしょうか?
それは腰痛になるにはいろいろな原因があるからなのです。
「腰痛の原因は一人一人全く違います。」
最近、腰痛やぎっくり腰で来院されました4人の方を例に、今回から4回に分けてご紹介していきます。
今回はエピソードの1つ目、エピソード1をご紹介していきます。
エピソード1:
軽いぎっくり腰で来院されたAさん
身体を診せていただくと、全身が疲労でガチガチになっておられましたが
特に背中と腰の筋肉が強い強張りがお有りでしたから、1日目は骨盤と背骨の矯正をしてから
背中から腰の筋肉を中心に背面を全体的にほぐしていきました。かなりほぐれたなと感じましたが、
顕著に楽になられたというご様子ではありませんでした。
2日目は全体的にかなりほぐれておられましたので、上向きに寝ていただいて太腿の内側を緩めてから
お腹の筋肉を押さえてびっくりしました。カチカチと言うのが相応しい感じでした。ご本人にお聞きすると
「お腹も痛かったんですけど、これが腰痛には関係ないと思っていました。」と言っておられましたが
まさしくお腹の筋肉の強張りが取れていないために、腰痛がそんなに言うほど楽にはならなかったのです。
そしてお腹の筋肉を緩めさせていただいてから、起きてもらったのですが、跳びはねるかのように、
「腰が曲げても伸ばしても全く痛くありません。」と喜んで帰られました。
結局、Aさんはお腹の筋肉の強張りが一番大きな原因で腰を曲げることが辛くてできなくなっていたのです。